一匹と九十九匹と 1 (ビッグコミックス) (コミックス) / うめざわしゅん/著 |
前作のユートピアが評判が良かったので、先に新刊の方を買ってみたん。
内容は大人になってからしか分からないような、青臭い青春漫画って感じかな
よしもとよしともの「青い車」みたいなちょっと醒めてる雰囲気だったり、rock感だったり、浅野いにおの漫画にあるようなナイーブ感だったり、狂気だっり、喪失感だったり、そういうのを私は感じたかなー
本作はショートストーリーで綴られているんだけど、
第一話は一回2万円で売春するクールな女子高生・麻衣ちゃんのお話ね
客(と思われる男)に監禁されたんだけど、解放されてもそのまま居続けて、やがて心的相互依存、いわゆるストックホルム症候群ってやつが芽生え、麻衣ちゃんに心境の変化が現れる。その過程を描いたストーリーだよ
(第二話)小人病のインテリヤクザ・ピンキーさんのお話だったり、
(第三話)普通の女子高生とナイーブな殺し屋、ネットの「センチ」オフ会に参加するセンチの熱狂的信者の3人のお話だったり、
(第四話)担任と恋愛関係になり、学校を中退する女の子に片思いしている男子高校生のお話だったり、
(第五話・第六話)エロ雑誌ライター・花ちゃんと、カヲル(がちほも)のちょっと異常な逃亡劇だったりが収録!
実は総合的にみて、私としては可もなく不可もなく・・・だったのだけど、
意見がぱっくり分かれた漫画はこれが初めてかもー。
一匹と九十九匹と 1 (ビッグコミックス) (コミックス) / うめざわしゅん/著 |